鈑金とは

事故などによってボディを傷つけたり、へこませてしまったりでパーツ交換やパネル交換することなく修理する方法が鈑金です。基本的にパーツやパネルを交換することなくプロの技で損傷箇所を元通りの形に修復します。

鈑金の修理方法

作業として、パネルを表から引っ張ったり、裏から叩いたりでボディの形を整え、表面を削ったりします。また、引っ張ったり叩いたりで形が整わない場合は器具を直接車に一時的に溶接し、

へこみを徐々に引き出しながら、都度調整をし、ボディの形を整えます。

他にも、修復の方法として、パテ盛りをして、元の形に整える方法があります。パテを単に盛るだけでなく、余分な分を削り、形を形成していきます。

塗装とは

鈑金修理をした後に、塗装を行なったり、塗装剥がれが起きてしまったり、お車のカラーに飽きてしまいカラーチェンジをしたいという再塗装にも対応しております。また、塗装にも車全体の塗装であるオールペイントであったり、ボンネットだけいった部分塗装、純正色設定のない色であるマジョーラカラーなどへの塗装であったりとお客様のご要望に合して塗装させて頂きます。

塗装の方法

養生をし、まずは、防錆の為の塗装であるサーフェイサーを行い、次に下地塗装を行います。

次にカラーナンバーを確認し、そのデータをもとに実際の車の色を作り出します。

出来上がった色を金属版に塗って車と比較し、さらに微調整を行い、色の最終仕上げを行います。

そして、最後にクリアの上塗りを行って、最終手順として、コンパウンドを使用して、研磨作業を行います。

塗装の種類

・ソリッド塗装

ソリッド塗装は黒や白、赤など単色の塗装のことを指します。単色のカラー塗装のみなので、メタリック塗装やパール塗装のように手間がかからず、塗装しやすいので価格も比較的お手軽にご案内させて頂けます。

・メタリック塗装

細かいアルミなどの金属粉をソリッドカラーにブレンドして行う塗装をメタリック塗装といいます。金属粉が光を反射して角度によって色目が変化し、高級感のある仕上がりになるのが特徴です。メタリック塗装では、金属粉が混ざったカラー層をコーティングするためのクリア塗装が必ず行われます。このクリア層によって金属粉が酸化するのを防いでいます。

・パール塗装

パールカラーは鉱物の一種である雲母(マイカ)を使用したカラーで、その名の通り真珠(パール)をイメージさせるような繊細な輝きを持つのが特徴です。最も手順が多い塗装がこのパール塗装です。パール塗装はソリッドカラーにパール粒子を混ぜて塗装することに加えて、さらに二酸化チタンなどの半透明な膜で幾重にもコーティングする手順を重ねて、その繊細な輝きを実現しています。